夏休み明けから進学希望に進路変更。一浪して体育大学へ。
スポーツトレーナーや技術指導者の道も考えつつ、結局最後は
教師の道を選ぶ。

小城田の退院祝いとか、新しい町おこし配信チームとか
卒業式後の旅行とか、個人的なビッグイベントが目白押し。
昼休みに、気の置けない友人らとつるむようになる。
後輩ギャルが弁当を持って来たりして、クラスをざわつかせる。
受験生になったので、配信に積極的に絡む時間はなかなか取れなくなったけど
雰囲気だけ楽しんだ。

卒業後は劫蓮寺の寮を出て、予備校通いのため都会に一人暮らし。
時折帰省する際は錦戸の部屋に邪魔したり、楡屋にいたり。
大学合格後、飯田家に挨拶に行って、専門学校へ行く恋人との同棲許可を得る。
2年後には先に彼女が卒業し、メイクアップアーティストとして飛び回るのを
後押しした。

大学生活では、本人いわく「何か格闘技をやろうと思った」が、
何も決まらずにあちこちの格闘技サークルにふらりと現れては短期間で消えたりした。
最終的に後輩の駅伝応援にハマり、スポーツ観戦を趣味にするとかかもしれない。
箱根の当該区間までかかった迷子分数は２D１００。

大学卒業後、
舞神高校に体育教師として赴任。
即プロポーズした。
寂しい思いをさせっぱなしでいるより、世間より早めの結婚のほうがよかったので。

23歳の時、新婚ほやほやの高宮に仲人を依頼して24歳くらいまでに挙式したはず。
神前式か人前式だと思うけど、神前式だと高宮先生に仲人がしてもらえない疑惑もある。
（そしたら劫蓮寺のご住職に頼むのかもしれない）（可能なのか！？）
嫁には死ぬほど着飾ってほしい。ウェディングドレスも着てもらったはず。

親族席は姉妹3人と寺の僧侶で埋まっていたし、
友人席は配信仲間で埋まっただろう。
みんな、お祝い動画撮るってよ！と言われた際の場慣れ感を見せてくれ。
あと、二次会で白ワンピースが乱舞したとしても責任は俺じゃない。

教師としての授業態度はまじめで可もなく不可もなく。
特筆すべきは校舎裏でヤンキーの挑戦を受けていたことくらい。
問題児担当をしばしば引き受ける。

子どもは最終的に4人。6人家族になった。
野菜ごろごろカレーが得意料理の父になった。
愛妻家でもあり、よくケンカする夫婦の旦那のほうでもあり、
飯を食いっぱぐれた生徒を
しょっちゅう拾って帰って来てはカレーを作っていた。

伯父は都会に飽きたとか言って町に住みついてしまい
渡り鳥のように時折母が顔を出した。
世間と形はだいぶ違ったが、そういうこともあるんだろう。

修行や就職で外に行っていた人々が戻って来る頃には
消防団とか青年団とかに顔を出して
いっぱしの地元面してようと思う。

8月30日のお祭りの頃には
毎年みんなと会えるといい。

＊＊＊

娘の初恋の相手を聞いた時の一言
「また花沢か！」
（またではない）